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染帯KOHAKUが生まれた理由

  • s3000e
  • 1月1日
  • 読了時間: 2分

マルニ友禅工房主、染色家 鈴木三千絵監修の新ブランドがオープンしました。


今、毎日大量に廃棄されている日本の着物。

その中には、染められずに長いあいだ眠っていた、白生地のままの絹もあります。

マルニ友禅工房では30数年の間に1,000本を超える帯を制作してきましたが、その間、そんな捨てられるのを待つばかりの新古生地を目にする機会も多くありました。

そしてそれはとても心が苦しく、試行錯誤の末、正反生地を使用した通常の制作の傍ら新古生地を使用した帯のシリーズをを制作してまいりました。


それがこの度、そのシリーズが独立いたしまして、新古生地のみを使用する専門のブランドとしてオープンいたしました。


染帯KOHAKU


図案制作、監修、そして主な制作はこれまで通りマルニ友禅工房です。

これまでと違うのは、以下の2点。


1.サイト運営やSNS運営、企画、各種発送、そしてごく簡単な工程や職人さんとのやりとりを、工芸大学に通う学生や伝統工芸の道を目指す若手スタッフが担当いたします。


2.マルニ友禅工房では、作家として染色のほぼ全ての工程を工房内で行っています。

東京ではそのタイプが多いですが、京都や金沢ではそれぞれのプロフェッショナルな方々によって分業で行われているところがほとんどです。

染帯KOHAKUでは、糊仕事や地染め、蒸し、水元など、その時々でいくつかの工程を全国に残る貴重な専門の職人さんにお願いいたします。



伝統工芸を次世代に少しでも繋ぎたい。

本当に貴重になってしまった専門の職人さん達に仕事を繋ぎたい。

そしてマルニ友禅工房としては、正反を使った一点ずつの特別なお誂え制作を続けていく余力がほしい。


そんな思いからの、染帯KOHAKUスタートとなりました。

ご覧いただけましたら幸いです。

まだオープンしたてですので、操作上もし何か不都合がございましたらコメントいただけますとさらにありがたいです。


染帯KOHAKU、マルニ友禅工房、伝統工芸を目指す者達、そして貴重な技を伝える職人さん達を今後とも温かく見守ってくださいますよう、どうぞよろしくお願いいたします。


年末に向けてお忙しくなることと思いますが、どうぞ皆さまご自愛くださいませ。


染帯KOHAKU


マルニ友禅工房



新古生地を使った染め帯の新ブランドがオープン

 
 
 

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