墨黒色に、ヤモリを染め抜きました。
ヤモリは可愛いだけでなく守宮、家守と言われて大切にされてきた身近な生き物です。
今回は煉瓦の壁にアイビーをつたわせて。
アイビーもまた、魔除けと幸福の象徴。
洒脱な印象ながら、お守りのような頼もしい帯です。
2枚目、ブルーのお着物の画像は、同じ図柄の緑地の帯をお客様がお太鼓に締めてくださったもの。
そして3枚目は、同じ帯を引っ掛け結びで締めてくださったもの。
何とも粋で恰好良いお姿です。
江戸時代の浮世絵にもよく見られる結び方ですね。
昔の角出し(引き抜き結び?)と同様、お太鼓結びの時とは柄が逆さまになる結び方です。
なので、2枚目と3枚目は、柄が天地逆になっています。
上下どちらから見てもおかしくない柄だからこそできる引っ掛け結び、夏着物や浴衣にゆるりと合わせてお楽しみください。
【生地】 五泉駒絽(正絹新古生地)
絽目が透けて涼し気な夏生地。
駒糸(撚り糸)が使われているので、平絽のようにてろんとせず軽くシャリ感があり、帯にも使いやすい生地です。
【地色】 墨黒色
濃い墨色、チャコールグレー。
黒に近い感覚で合わせやすく、かつ黒よりもやわらかで深みのある印象の色です。
【前柄】
関東巻き側(巻いている本人にとって反時計回りの巻き方)/煉瓦とアイビー
関西巻き側(巻いている本人にとって時計回りの巻き方)/ヤモリ
【おすすめの着用時期】
単衣~夏~単衣の時期
【おすすめのコーディネート】
絽や紗の小紋、色無地に合わせてシックに。
夏紬や綿、麻の着物に合わせてカジュアルに。
浴衣にもどうぞ。
染名古屋帯*ヤモリ(墨黒色)
お仕立てやガード加工もご希望の場合、基本的に10~20日後のお届けになります。
お仕立て期間は仕立屋さんの状況によって変わりますので、お急ぎの場合はお問い合せください。
お仕立ては国内の帯専門仕立屋さんによる、ミシン名古屋仕立てか手縫い名古屋仕立てをお選びいただけます。
開き仕立て等をご希望の場合は料金が変わりますのでお問い合せください。